古くは万葉集にも記載のある京鹿の子絞(きょうかのこしぼり)。
布を括る技法や道具を使う技法など数百ともいわれる技術で着物や帯を装飾してきました。
当社では 1937 年の創業以来、着物や帯に絞り染めをほどこして参りましたが
受け継いできた伝統技術を未来につなげるために、
デジタル3D などの新技術で道具を作成したり、
現代の生活にマッチした商品に京鹿の子絞を応用したりと日夜研鑽しております。
板の間に生地をはさんで防染する「板締め絞り」、布を糸(体験では輪ゴム)で巻いて防染する「傘巻き絞り」のどちらかを選んでいただきます。
選んだ絞りの種類に応じて生地をきっちりと たたみます。
「板締め絞り」は 2 枚の板の間に生地をはさ み、器具を使用して板と板をプレスします。
板でプレスされた部分が防染されます。
「傘巻き絞り」はたたんだ生地の角の部分を 輪ゴムできつく縛ります。
輪ゴムで縛った部分が防染されます。
染液に浸します。
浸す時間によって染め上がりの色の濃さが変わってきます。
水洗いします。
2色染めの場合はたたみ直すなどして浸す部分を変えて3と4の工程を繰り返します。
干して乾かします
京都絞美京では一般個人の方から卸・小売店の方まで、幅広いお客様を対象に「京鹿の子絞」の伝統的技法を施した着物や帯などのオーダーメイドを承っております。白生地の選定から絞りデザイン・色味や色数などを相談させていただき、オリジナルの着物(振袖・訪問着・留袖・附下・小紋・道行コート・道中着など)や帯(袋帯・名古屋帯・半幅帯など)を制作いたします。
1 柄 1 色 1 点より、あなただけ、御社だけのオリジナル着物・帯はいかがですか。
1200 年以上に渡る京鹿の子絞の歴史に裏打ちされた伝統的技法を駆使して、下絵から手掛け、国内製造にこだわったモノづくりにより制作した絞り染めの着物・帯です。
京鹿の子絞伝統工芸士が携わり、全ての工程において一つ一つ丁寧な仕事を心がけて完成させた逸品を京都からお届けいたします。